100分で名著。アドラー②「自分を苦しめているものの正体は?」

100分で名著。その②アドラー「自分を苦しめているものの正体は?」


NHK 100分 de 名著 アドラー『人生の意味の心理学』 2016年 2月 

自分を苦しめているもの、その正体は劣等感。

人は三日あれば変われる。というお話が出た1回目。1回目の記事はこちら→100分で名著。アドラー「人生の意味の心理学」①

第2回目のテーマは自分を苦しめているものの正体。それは劣等感。

番組に出演されている岸見一郎先生はカウンセリングをしているとクライアントは悩みの原因が劣等感、じぶんのことを好きになれないという方が多かったようです。
悩みの原因となる劣等感。
うまくつき合えば飛躍の原動力にかえることができるのも劣等感。

劣等感とは理想の自分と現実の自分とのギャップ

VTRに悩みを抱えた青年が登場します。青年の悩みは。

「ぼくは彼女ができたことがない。彼女が欲しい」

という悩みを持っています。対して先生は

「何故彼女ができないのか考えたことはありますか?」

顔が悪い、学歴もない。背も低い。157センチしかない。劣等感の塊みたいな男です。」

「ではもし、君の顔が素敵だという彼女が現れたとしたら?その劣等感は思い込みかもしれない。劣っているのではない。本当に彼女がほしいのかな?180センチあれば人生が変わったかもしれない。

180センチあればという可能性の世界に生きていたいがための理由かもしれないよ。」

青年は彼女ができないという劣等感にさいなまれています。
しかし、モテないと思い込んでいるだけかもしれません。
その可能性のなかで生きるために劣等感を作り出しているのです。

青年は彼女がいる男性、モテる男性に負けていると思っている。
B君は綺麗な彼女がいる。C君は大企業に勤めている。それに対して自分は・・・。
そうして競争や勝ち負けで生きていると劣等感が生まれてきます。
常に自分と誰かを比べ、誰かを羨み、誰かを見下し生きている。

必要以上に自分を大きく見せる必要はないのです。

普通であることの勇気を持つ。

そのままの自分を認めよ。

そうアドラーは言います。

理想の自分と現実の自分とのギャップ。
劣等感をバネにして頑張ってきた偉人は多い。
自分の中の問題として劣等感を捉えることが大切ですね。

アドラーは他者との比較から生じる劣等感や優越感を

劣等コンプレックス

優越コンプレックス

と呼び警鐘を鳴らしました。

劣等コンプレックス

  • AであるからBできない
  • AでないからBできない

Aにはそういう理由があるなら仕方ないという理由を持ち出します。


『赤面症だから男性とおつきあいできない。』
しかし、赤面症と男性とお付き合いできないという二つに本当は因果関係はない。

これを見かけの因果律とアドラーは言います。

見かけの因果律とは?

見かけの因果律を立てて自分が取り組むべき人生の課題から逃げようとすること。

イケメンじゃないから(見かけの因果律)彼女ができないなど。

劣等コンプレックスとは見かけの因果律を立てて人生の課題から逃げようとすること。

とは言ってもモテないんだからしょうがないよって言いたくなりますよね。

ですがモテない現実を受け入れる。
生きることは、思い通りいかないことでもあります。
問題は言い訳としてとどまっている不健全さです。

例えば顔が悪いからモテないと思っていた。

ではもし整形してもモテなかったとしたら
原因は顔ではなかったということが分かります。
本当は性格に問題があるからモテないという現実の方が大問題です。そんなこと認めたくない。
顔が悪いからモテないと思ってる方がまだラクです。アドラー手厳しい。苦笑
軽いレベルの劣等感(イケメンじゃない。赤面症など)を持ち出した方が楽なのです。
傷つかないために劣等感を持ちだしている。
しかしそれを越える勇気を持つと可能性が広がります。傷つくかもしれないけれど思ったほどではないかもしれない。

手厳しいですがなるほど、ですね。

優越コンプレックス

過度な優越コンプレックスを持つ人の特徴。

1、自分を実際よりもすぐれているように見せようとする

  • 学歴・肩書きを誇示する
  • 高価なブランド品を持ち歩く人
  • 自分の手柄ではないことを自分の手柄のようにはなすこと

2、他者からどう見られているか非常に気にする

  • 自分がどうみられているか気にする

3、自分で自分についての理想を高くしようとする。

  • 自分に価値があると思いたい。高すぎる理想を掲げそれに酔う。(現実的な努力を飛ばして)

価値低減傾向とは

相手の価値をおとしめて相対的に自分を優位にたたせようとすること。

いじめや差別も価値低減傾向の一種。優越コンプレックスの特徴。

強い劣等コンプレックスを持つ人が自分より弱い人をターゲットにしていじめ、自分を上にしようとする。
自分の不幸を自慢する人も優越コンプレックスの一例。

不幸自慢の背景。不幸であることによって特別であろうとする。

劣等コンプレックス、優越コンプレックスは正反対のようで実は繋がっている。

家にいる限り対人関係を避けることはできます。
外へ出れば苦しむこともある。でもあなたには切り抜ける力があります、そうカウンセラーの岸見先生は言います。

いじめ

疎外感

ひきこもり

外に出てぶつかることも大切。切り抜けていく強さ。だから勇気がいる。

人間であるということは劣等感を持っているということ.byアドラー

「コンプレックスから抜け出すにはどうすればいいの?」

その答えは普通であることの勇気を持つこと。

特別になろうとするから現実と理想のギャップ、他人と比較して劣等感に苛まれる。

特別良くなろうとしない。特別わるくなろうとしなくてもいい。

ありのままの自分から始める。今の自分を受け入れる。

でもモテないし才能がないし。。。!っていいたくなる。笑

何故モテなのか原因を見つけること。勇気がいる。

顔か身長か、性格が問題なのか。

本当はモテることに興味がないかもしれませんね。

モテる人=かっこいいと思い込んでいるだけかもしれません。

自分は勝っているというものを得るわけではない。
もっと上にいきたい、人役に立つという思いは良い。
ライバルの存在を持つこともいい。励みになる。

しかしライバルと競争する必要はない。

その人と自分はペースが違う。歩く速度も違う。

どちらが勝っているということはない。

では他人と競争せずに自分の能力を上げていくにはどうすればいいのか?

「上をめざすのではなく平面を歩いていくイメージ」
「劣等感とは他人との比較で生まれてくる劣等感では理想の自分との比較の中で生まれてくるものであれば前を向いて歩いていく時に力になりうる」

アドラーの言う勇気の意味。

自分次第。

劣等感とは理想の自分と現実の自分とのギャップであるならば、その劣等感を否定しない。

他人と比べない。

今の自分を認める。

そして可能性を広げていく。

特別なことしようとしないで、今できることをしていこう。

アドラー。何となく分かっていただけたのではないかと思います^^

最初この番組を観てアドラー哲学を消化するのに日数かかりました。

自分の中にある劣等感を良い意味で活かしていこうと思います。

目からウロコ。

お読みいただきありがとうございます。

次回は3回目。

またえぐられるのかしら。笑

お読みいただきありがとうございます。

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